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人として人に関わる仕事(1)

  • 訪問看護ステーションととのえ
  • 2024年6月15日
  • 読了時間: 1分


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病棟で働いていた頃、身体的・知的な障がいを持ち、胃瘻や気管切開をしているAさんが入院していました。病棟で、長期入院も多い患者さん達にビニールプールを経験して貰おうということになり、Aさんにはせっかくなので可愛い水着に着替えてもらい、ビニールプールに入りました。気管切開をしているためプールに入ると痰の量が増える事が予想され、案の定痰は増えましたが、Aさんは今まで観たことも無いほど楽しそうな表情になりました。キラキラ輝くAさんの表情を観て、新しい経験がもたらすワクワクした気持ちや楽しい気持ちは、疾患や障がいに関わらず、生活の中で大切な事なのだと感じました。プールの後のAさんは、いつも力が入ってしまう筋肉がほぐれ、夜も良く眠っていました。日々多くの業務に忙殺されてしまいますが、一人一人に合わせ時間をかけて看護することで患者さんの良い変化を感じ、こちらまで嬉しくなりました。

 
 
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