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訪問看護ステーションととのえ

認知症の家族(1)

私の祖母には認知症がありました。心臓病で入院した時は大騒ぎで、抑制をされ家族の付き添いを求められました。私の母一人だけの付き添いでは母が倒れてしまうので、私が日勤の後はそのまま付き添って祖母の側で寝泊まりしたり夜勤明けで付き添うこともありました。この入院をきっかけに認知症が更に進んでしまい、退院後は我が家に祖母を引き取り在宅介護が始まりました。私も母も仕事をしていたため、昼間はデイサービスに行ってもらいました。しかし帰ってくると、尿の管を抜いてしまったり、便失禁のあと便を触ってしまったり、ベッドから落ちてしまったり、夜中寝てくれなかったり。家族総出で介護していましたが、一人また一人と疲労が蓄積していきます。介護する側も仕事で疲れて帰った後に色々なお世話があり、夜間も寝てくれない場合はこちらもおちおち寝ていられません。疲労が大きくなればなるほど、祖母にきつく当たってしまいます。季節が冬に移り変わる頃には、家族は疲れ切ってしまいました。   ・・・認知症の家族(2)に続く



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