今年の夏は、7月から異常な暑さが続き、10月の声を聞くまでは猛暑日が続くだろうと覚悟していました。それほど、7・8・9月は暑く、その暑さが体に堪えたのです。早朝も、深夜も、にわか雨の後もただただ暑く、地球の行く末が心配になるほどです。近い将来、関東でもバナナやパイナップルが普通に栽培できたり、スコールが頻繁にきたりするのではないか・・・と不安はつきません。
今年もきっと、夏が長く、秋はほんの僅かな期間で、あっという間に冬が来るのだろうか、そんな気持ちになっていました。そして、「暑さ寒さも彼岸まで」と言うけれど、今年はどうかな?と疑っていました。しかし、お彼岸が近づくにつれ、週間天気予報でついに日中の気温が30℃を下回る予報が聞かれ始めました。2024年9月20日の今日は、まだ猛暑日ですが、明日から猛暑日では無くなる予報です。
やはり今年も「暑さ寒さも彼岸まで」になりそうです。それに合わせたように咲く彼岸花も、季節の移ろいを外すこと無く道端や畑に姿を見せてくれます。やっと、暑さから解放される・・・何をやっても疲れてしまう夏が終わりを告げる・・・カレーにジャガイモを入れても心配しなくていい・・・。
夏の様子は昔と随分変わりました。クーラーは昼間の数時間使うだけで、夕立の後は涼しく過ごす事ができました。お祭りや部活でも熱中症を心配することも無く、屋外で存分に活動する事ができました。地面の熱気は打ち水程度で涼しくなり、早朝は爽やかな空気の中でラジオ体操をする事ができました。
今後、異常気象が加速すれば、「暑さ寒さも彼岸まで」が通用しなくなる日が来るかもしれません。「暑さ寒さもスポーツの日まで」「暑さ寒さも文化の日まで」と言う日が来てしまうかもしれません。そうなれば、体調を維持出来なくなる人も増えてきます。停電・電気関連の不具合・冷房器具の故障などが起これば、トラブルへの対応が難しい状態の人にはひとたまりもありません。地球を守るSDGs、地域で高齢者や障がいのある人達を見守る体制作りなど、個人で努める事・組織で取り組む事・政策として対応する事など、様々な取り組みが必要です。
最近、事務所のブレーカーが故障し、数時間でしたが空調が効かない状態で過ごしましたが、猛暑日の昼間だったこともあり、本当に体が辛かったです。利用者さんのお家でこれが起こってしまったらと思うと、お家の環境の確認も、より一層注意深く行う事が大切だと思いました。
もう少しで、秋が訪れます。夏の終わりにホッとして体調を崩すかもしれません。ゆっくりする時間を大切にしながら、秋の涼しさを感じたいと思います。