夫の職場に現れた小学生が抱える段ボール箱の中に、みかんは居ました。目が開いてない子猫が3匹・・・箱に入った状態で捨てられていたそうです。みかんは両足が折れてお肉も見えている状態で、獣医さんからは”生きられないか、生きられても大きな障がいが残るかもしれない”と言われました。2匹は無事に里親が見つかりましたが、みかんだけは行き先が見つかりませんでした。職場にも長くはおいておけず、かといって保健所に連れて行くのも忍びなく我が家にお迎えする事になりました。私には猫アレルギーがありましたが、子猫の行く末を想うと余りに切なくて覚悟を決めて迎えました。小さな傷だらけのみかんが家族となって早5年、今では家中を縦横無尽に駆けめぐり、ご飯もモリモリ食べて元気そのものです。そして気がつけば私の猫アレルギーはどこへ?? みかんは猫アレルギーを治してくれただけでなく、猫と暮らす幸せという贈り物もくれました。今、我が家の猫は3匹になりました。
訪問看護ステーションととのえ